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ブログ第三話 ドローンの歴史 (2)
2015年は、日本では、ドローン元年と呼ばれます。なぜなのでしょうか。2015年の出来事を並べるとそれが理解できます。
1月アメリカのホワイトハウスに墜落
3月ヨドバシカメラにドローンコーナー登場
4月Bebop Drone日本発売開始
DJIがphantom3 ProfessionalとAdvanceを発表
3DR社がSoloを発表
首相官邸ドローン事件
国際ドローン展が、開催
5月クラウドファウンディングLilyが募集開始
ドローン少年関連ニュース相次ぐ
7月近未来技術実証特区検討会が開催
Parrot社が、mini droneシリーズ水上ドローン陸上ドローン発表
8月DJI社が10万円を切るPhantom3 Standerdを発表
9月航空法の改正成立(施行12月)
DJI社がドローン搭載型業務用高精細カメラx5、X5R発表
Phantom3,Inspire1シリーズがオートフライト機能に対応
10月Bebop Droneがオートフライト機能対応へ
11月DJI社が農薬散布用ドローンを発表
Parrto社が、BebopDroneの新型を発表
12月Amazonが最新宅配ドローン映像を公開
航空法の改正施行
DJI社がドローン搭載型産業用赤外線カメラZENMUSE XLを発表
セコムが、ドローン警備サービスを受付開始
ドローンの事故や事件、危険性がマスコミを賑わし、あまり、良い影響では無いかも知れませんが、これによって、一般社会へのドローンの認知度は一気に高まりました。また、法規制の必要性が説かれ、改正航空法が制定されました。これによって、ドローンの法的な位置付けが整理されました。問題もありますが、産業としての法基盤が整備されたといえるでしょう。
それと同時期に、GPSを利用した飛行安定性の非常に高いドローンモデルが各社から提供され、価格も操作方法も、一般の方の手にも届く範囲内となりました。このことが産業用利用の進むきっかけになりました。DJI社からは、農薬散布モデルが発表され、セコムがドローンを使用した警備サービスを開始した事も注目されます。
2015年がドローン元年といわれる背景には、ドローンの性能向上と操作の簡易化に伴い大衆化が進み、ドローンの所有者に責任ある行動を促す社会的な要請が法制化につながったという一連の流れが含まれます。同時に産業の発展基盤としての法体制が整備されたことにより、大きな節目となった年ともいます。